趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

本を読まない奴らは可哀そうだよな、こんな面白い作品に出会えないなんて

民宿雪国」(48/144) 
 
 
なんでしょう
この驚き
作家のイマジネーションに翻弄される歓び
いや、面白かった
これでこそ小説でしょう
 
最初に、とある画家の物語と書かれているんですが
読み始めた途端に
そんなエピローグは
頭から消し去られてしまいました
静かなバイオレンスが
心に沁みこんできます
 
忘れたころに
本来のテーマ「画家」に言及されてきます
そこで本作品の軸に気が付きますが
その軸の伸びていく方向が
またまた驚きであり……
ページをめくる喜び
最大限
 
「で、何が言いたいの?」
と本作品に対して異を唱える人もいるだろう
「ただの在日系小説じゃん……」
と言い捨てる人もいるだろう
そういう読み方もありだと思う
誰もに同じ感動を与えるような作品じゃないから
読み手に自由を与えてくれているから
どう感じるか、解釈するか
どう面白がるか、もしくは嫌悪するか
そのドキドキ、ワクワク
これぞ読書の醍醐味
それを思う存分に与えてくれる樋口に感謝
  
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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