桜庭にハマる
「バラバラ死体の夜」(110/144)
実は社会的なテーマ、貸金法改正が軸にある
総量規制の問題
借金をしている人にとっては
非常にインパクト大だった変革
その変革によって
目覚めた人もいただろう
より深みにはまった人もいただろう
僕のように
何も関係ないと「勘違い」したままの人もいるだろう
そんな出来事を
桜庭の視点で描かれると
古本屋の二階がスタート地点になる
そして
生まれ育った場所がバラバラ殺人事件の現場となる
そして
解説の児玉憲宗が書いた一行
そして圧巻は最終章「エピローグ」。
物語の行き着く先の物凄さ
これが人の世のなのだという強烈な結末
回転寿司で泣き崩れた彼の生き様を
僕は否定できない
許したい
読後、感情がこれほど揺さぶられるのは珍しい
自分の意図しない方向にも引っ張られる
桜庭にハマるのは当然だ
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
※はてな年間100冊読書クラブ
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