趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

板の上にのみ在る物語

「薔薇忌」(128/144)  
 
 
舞台にまつわる短編集
年間50本近くの舞台を観る僕としては
嬉しい限りです
 
地べたに座っている小演劇から
メガ・ミュージカルまで
何でも見ます
先日はこんな事も体験しました
生の人間がその場で動いている
それをたくさんの人間が見つめる(見守る?)
それだけで
ハッキリいって「異常」な空間が発生
そこで繰り広げられる何か
 
その舞台特有の怪しい雰囲気を
実にうまく切り取っています
虚と実の間
それは、死と生の間でもあり
女と男という生物的には二分される性の間であり
その舞台上や舞台裏で繰り広げられるドラマは
夢か幻か苛烈な現実か
 
どれもファンタジックでエロティックでありつつ
舞台に立ち向かう人たちのシリアスを
しっかりと描いてます
オススメは「紅地獄」かな
この隠微な質感は舞台ならではの味わいかと
究極のエロは「嘘」なのかもしれません
 
舞台好きは必読!
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

      
はてな年間100冊読書クラブ
(20121021-20131020.161/144)
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