趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

何気ない有りえない話

「幻影の星」(161/144)  
 
 
実に淡々と
普通の男と女の物語が描かれている
 
不幸な生い立ちかも
でも、この程度の不幸はいまどきデフォルトでしょ
会社での仕事は
どちらかといえばハッピー領域
 
でも、時は311の数か月後
あの頃
東北、関東の直接的な被災地を除いた
日本を覆っていた
あの微妙な雰囲気を的確に描いている
皆が死を考えているが
普通の生活にしがみついていたい
あの惨状と今の自分を比較して
安心しつつも
何かしなければならないという気持ちに駆られる
 
 
 
で、で、ですよ、こういう作品は多数ありました
でも、でも、でも
本作品、実はタイムスリップものなんです!
 
これ、読まきゃ分かりません
圧倒的な嘘の上の何気ない物語です
秀逸
白石の一見遅いけどズッシリ重いストレート
心地よく受け止めましょう
  
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

  
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