何気ない有りえない話
「幻影の星」(161/144)
実に淡々と
普通の男と女の物語が描かれている
不幸な生い立ちかも
でも、この程度の不幸はいまどきデフォルトでしょ
会社での仕事は
どちらかといえばハッピー領域
でも、時は311の数か月後
あの頃
東北、関東の直接的な被災地を除いた
日本を覆っていた
あの微妙な雰囲気を的確に描いている
皆が死を考えているが
普通の生活にしがみついていたい
あの惨状と今の自分を比較して
安心しつつも
何かしなければならないという気持ちに駆られる
で、で、ですよ、こういう作品は多数ありました
でも、でも、でも
本作品、実はタイムスリップものなんです!
これ、読まきゃ分かりません
圧倒的な嘘の上の何気ない物語です
秀逸
白石の一見遅いけどズッシリ重いストレート
心地よく受け止めましょう
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから
※はてな年間100冊読書クラブ
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)