恐い、恐い、恐い、恐い…読むべき
「残穢」(146/144)
ドキュメンタリー・ホラーなんです
著者、小野を想起させる作家が主人公
その作家が
自分に届いた怪談話投稿の手紙の謎を
実に淡々と追い続けるお話し
その様が
ドキュメンタリーというかノンフィクションというか
読んでいて
これは小説なのか、何なのか
分からなくなってくる
ああ、恐い
一つの部屋から拡がる恐怖ではなく
この部屋の恐怖には
これだけの「背景」があったなんて…
ならば、この世の中、本当は恐怖だらけなんだけど
たまたま
本当にたまたま気が付いていないだけ…ってこと
あああ、恐い
この恐怖は何十年前から続いているの
で、この先、どこまで続くの
人の想いって
そんなにも強いものなの
ああああ、恐い
恐い事なんて当たり前でしょ
という小野の書き方が
本当に、恐い
これは恐い
オススメ
小説のパワーを実感できる傑作です
恐い小説嫌いな人も
小説好きならば、読むべき作品
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
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