やさしい道尾
「光」(157/144)
小学生5人
主人公はおとなしめな子供
お調子者と、その姉さんの二人姉弟
金持ちのチョット嫌味な奴
お祖母ちゃんと暮らす貧しい子
この五人が
道尾らしからぬ(笑)元気な普通の子供として
活躍しちゃうのです
物語全体には
しっかりとトリックが仕掛けられているので
さすが、道尾クオリティなのですが
本作は
実にストレートに読むことが出来ると思います
子供向けにタイトルを付けるとするならば…
・名探偵、犬殺し事件に挑戦
・湖のお化けを退治せよ
・アンモナイト大作戦!
・お祖母ちゃんの謎
・アンモナイト大作戦パート2-デパート大乱闘
・大脱走!決戦、誘拐犯
といった感じでしょうか
あの頃のキラキラした思い出が
もっともっとキラキラした状態で詰め込まれています
全てが光の中で輝いていた時代
ふと、光の影に気が付くことがあっても
軽々と乗り越えて
次の光の中に突き進むことが出来たあの頃
でも
本当は
大人になった今でも光はあるんですよね
ただ
眩しいっ!って自分に嘘をついて、言い訳をして
目を逸らしているだけなんですよ
奇跡は
多分、今でも起きてるんだろうな
気が付いていないだけで
改めて、道尾クオリティに感謝
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)