ミステリィを超えたのか?捨てたのか?
「ジグβは神ですか」(6/144)
Φ Θ τ ε λ η α そして、かなり期間が空いてからのβ
全12作と予告されているらしいので
今作はまさに中盤最後の仕掛けの回でしょう
そう、真賀田四季が出てきたんですから
正直、ここから読んでも、無意味です
一つの作品としては完成していないと言っても良いでしょう
でも
これを、もし、このシリーズで
この作品を思わず書店で手にしてしまい
何となく購入して、初めて読んだとしたら
何を思うのでしょうか
そんな未体験ゾーンに突入できる可能性をもった
森博嗣初心者に
ちょっとジェラシーを感じます
そして聞いてみたい、「面白かった?」と
多分、答えは、「何、これ…?」ってことかな
で、以後、このシリーズ
そして森博嗣のS&Mシリーズ、Vシリーズを未読の人には
全く意味不明なことを書きますので許してください
四季が出てきた時点で
それも生身の人間として(と僕は理解しましたが)登場したことで
もう、殺人の動機とか、トリックとか、犯人とか
どうでも良くって
てことなんでしょ、やっぱり
もちろん、メインキャラ4名が
大学生からそれぞれの道を歩む姿や
相変わらず切ないラブストーリーも
面白いといえば、面白いけど
それは、ファンの余技というか、何というか
結局は、批判を恐れずに言えば
四季にたどり着くまでの「時間つぶし」なんじゃないかな
でも、果たして四季への道を
森博嗣は書いてくれるのだろうか、という不安もある
ある日、突然、すべてが終了したり
完全に理解不能な結論を提示される危険性もあることを
読者は知っている
でも、いいんだ
もう、あきらめた
森が書いた作品を読む
それだけしか出来ないのだから
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)