趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ラノベの功罪

「汚れた赤を恋と呼ぶんだ」(57/144)     

 

 

この作品、作家の評価は本当に難しいです

10年後くらいにどう評価されているか

そこまで待たないと

何とも言えないですね

 

階段島シリーズ

、からの赤

なんと舞台は「表」の世界という離れ業

このセンスはアリです

がしかし、前の作品とはガラリと様相を変えています

ほぼミステリ要素を排除した感じ

 

で、ここで、ラノベの功罪について書きたいと思います

多分、この文庫の表紙設定からして

ラノベ「系」として売りたいのだと思います

作品をジャンルで語るのはナンセンスだとは思いますが

とはいえ

心弱き一般読者は

この先入観と戦わなくてはいけません

どうしても

引っ張られてしまうのです…

何をもってラノベとするのかという議論は

前からあると思います

僕は下記二点を満たしていればラノベとしています

・表紙がアニメテイスト(非常に抽象的な言葉ですみません)

・登場人物の一部がイラスト化されている

 

で、この後者が「嫌い」「苦手」なんですよね

読書最大の悦びのひとつである

登場人物を勝手に作り上げるトキメキを全否定しているからです

もちろん、イラスト化されている方が

より感情移入出来て楽しめるという考え方もアリだと思いますが

個人的に、ダメなだけです

 

マーケット的にも

ラノベ界の大型新人と告知した方が

きっと響くでしょう

 

文字である作品自体は置いておいて、ね

 

別にラノベが格下と思っているわけではありません

素晴らしい作品も多々あると思います

が、しかし、どうしても

僕のような爺は…う~む

 

で、階段島シリーズ

この三作目にきて

出来れば

ラノベと認識しないままで

この作品に出合っていたならば

もっと、違う思いになれたのでは…って

どうしても考えてしまうのです

 

魔女とは何か

曖昧なまま進む

この曖昧さに読書の醍醐味を感じます

理解しなくても

文字を追うだけで楽しい世界があります

 

wikiによれば著者村上春樹の影響を受けているとのこと

実に、しっくりくるんですよね

もしかしたら

20年代の春樹になるのかもしれないって

妄想しちゃいます

本作での

少し投げっぱなしな雰囲気

好きだな~

 

あと、この作品を読む際には

必ず青と白を先に読んでくださいね

 

 

  

  

 

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