趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

書き手と読み手の技術

「恋文の技術」(62/144)     

 

 

本作品は

書き手の技術と

それを受け止める読み手の技術の

素敵なコラボレーションが作り出す

ピュアでハートフルな

ラブストーリーです

 

そう

読み手の技術が試されます

読み手によって

いかようにも楽しめる完璧なおぜん立てを

森見は

きっちりしてくれました

ありがとう

 

主人公がひたすら手紙を様々な人に書きます

それだけが本作では載っています

もちろん相手からの返信もあるのですが

作品に、その返信は載りません

 

主人公の手紙の間に存在する(であろう)返信を

読み手は如何様にも妄想できます

この妄想の楽しいこと

脳内で相手のキャラを構築しながら

手紙の中に散らばるヒントを丹念に拾いつつ

読み進める

幸せな読書がここにあります

 

友達への恋愛指南から

いつのまにか自分の恋愛の話に切り替えていく巧みな展開

読み応え十分

そして

想像以上の感動が待っています

 

手紙、書きたくなりますよ、きっと

誰に書こうかな~

 

  

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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