生きているみたいな小説
「未明の闘争・上」(107/144)
「未明の闘争・下」(108/144)
保坂、初読です
本作品の紹介文
「小説の概念をはるかに凌駕する傑作長編」
その通りです
生きているのに
明確で
他人に的確に説明できる理由なんて
ありませんよね
そもそも
産まれてくること自体に
自分の意思は関与していないわけだし
もちろん
将来の夢とか目的はあるかもしれません
でも
それは一言一句余すところなく文字化されているわけではないし
流動的だし
そんな作品です
小説には
物語やメッセージや思いや理屈や謎や恋や死や事件や家族や国や宗教や
別に必要ないんです
そんな気持ちになります
そこに文字があれば
小説なのです
何年後かに
もう一度読んだら
どう思うんだろうか…
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