理性より感情が先行する
「オービタル・クラウド 上」(145/144)
「オービタル・クラウド 下」(146/144)
ハードSF
舞台は2020年の宇宙
全く新しいタイプのロケットが
兵器として
人類に襲いかかる
そのロケットの理論とか
ハードSFだから
実に丹念に書き込まれています
がしかし
文系の私の理解の範疇を超えています
でも
いつの間にか
あたかも理解している気分になってきて
主人公の知的冒険と
僕の読書的興奮がシンクロしてくるのです
この誤解というか錯覚
実に気持ち良い
だから、読書はやめられません
本作、スパイ小説の要素も
サスペンス小説の要素もあります
新しいタイプのテクノスリラーかもしれません
本命の北が出てきます
もちろんCIAも
かなり破天荒な展開をしますが
ハードSFの緻密な描写が
良い塩梅で全体を引き締めてくれます
ナイスバランス!
その一言に尽きます
アクションの描写も
実に良い
総合エンタテインメントです
宇宙の分野を本当に研究している人は
どう読むんでしょうか
興味あります
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)