趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

軽そ~うで、重い。

「御子柴くんと遠距離バディ」(32/144)  

 

 

重そう、深そう、複雑そうに見えて

実は表面だけで

中身はスカスカみたいな小説とか映画とか

あるじゃないですか

 

本作品は真逆です

 

諸事情あって

閑職に就いている御子柴くん

彼が

軽々と解決していく事件は

かなり深刻

 

彼が係る6つの物語

簡単に人が死んでいく描写が多い

ふと死体がそこにある

空き巣と同列に表現されています

 

あえて若竹は、深刻さを強調しない

事件は事件

もちろん罪の差はあれど

事件は事件

 

で、どうなの?

最終的な判断は読者に委ねる

その先の物語を書かない

そのクールさが

より物語の重さを際立たせるのです

 

そして、ミステリとして

全てをキッチリと収めていくテクニックに惚れぼれ

 

お気に入りは「御子柴くんと春の訪れ」

超「軽め」の犯人像を支える

この人の心の闇の深さ

怖すぎです

田舎という地域設定でなければリアリティが皆無

そういう細かいポイントは

ちゃんとフォローしている丁寧さも素晴らしいです

 

次なる御子柴くんの活躍、読みたいな~

 

 

 

 

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

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