趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

理解出来るかではなく、理解する

「舞台」(59/144)   

 

自意識過剰な男が

ニューヨークで

いい感じに狂っていく、だけの話

なんだけどね

 

この男の気持ち、心の流れを

気持ちよくトレースさせてくれる文章を描いてくれる

西加奈子に超感動

感謝します

こんな感情を僕に与えてくれて

 

で、思う

この男の考え、行動を理解出来ないと言ってしまっては

いけないのだと

誰もが共感する必要はないと思う

僕は、全く共感は出来なかった

がしかし

彼を理解することは大切だと思った

 

所詮、他人は理解出来ないと言いつつ

世の中の誰かが意図的に作り出す「理解しやすい系」にひっかかって

これには共感できる

とか言う人間にならないように努力したい

どんなことでも

理解したい

理解できないのは

自分が非力なだけなんだ

相手のせいじゃないよ

自分のせいだぜ

 

それにしても

ここまで深刻なのにコミカルなのは凄い

拍手喝采

西加奈子が苦手な人向きな作品かも

面白いです

  

 

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読書感想文、3ヶ月ぶりに復活!

「雪の鉄樹」(58/144)   

 

 

もちろん「ボビーZの気怠く優雅な人生」の後も

読書はしてましたよ〜

46冊分、読書感想文を さぼっていただけです

 

さて、復活、第一弾

初読、遠田潤子

 

殺人加害者の関係者と被害者の物語

重いです

当たり前ですよね

 

主人公の律儀さが

ある意味、鬱陶しい

でも、そこには何か理由があるのだろう

ただただ、「人が良い」から、罪滅ぼしのため、といったことでは処理できない

何かが

 

そんな思いで

何か、救いを求めて読み進めるのですが

その結末は・・・

 

核となる事件と

主人公の関係がなかなか明らかにならないところが

ミステリとして秀逸かと

そこにイライラしてしまう人もいるかもしれないですね

 

事件と、主人公と、主人公が面倒を見続ける少年との

距離感が明確になった時

あの、感動のラストがやってきます

本当の物語の中心が見えてくるのです

 

前半が辛い分

後半、一気に心が動く、佳作です

 

 

 

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