趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

現実と幻想は対立するものではなく

「悲嘆の門 上」(25/144)  

「悲嘆の門 中」(26/144)  

「悲嘆の門 下」(27/144) 

 

 

リアルな世界から

いつの間にか、モンスター…?

これ、宮部にしか書けない世界です

 

普通ならば

これは「卑怯」とかいう話になるでしょう

でも、本作品は違います

この世の中は「物語」で作られているというベースの上に

全てがなりたっているからです

 

現実とは何なのでしょうか

映画「マトリックス」で描かれたように

今、この世界、何?

誰が決めたの

そもそも、宇宙とか「嘘」なんじゃないの?

 

本作品は「文字」のパワーがクローズアップされます

現実も幻想も文字によって成り立っているのだから

同じでしょ

 

そもそも文字って何

言葉って何

宮部は我々に突きつけます

 

ネット監視会社でバイトする主人公

猟奇連続殺人事件と同僚の失踪

そこに突如現れたガーゴイル

 

全て夢じゃないの?

いや、違う

全て現実なのです

 

やっぱ、宮部みゆきは違う

来年の、宮部、読みたい

絶対 

 

 

 

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

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…絶叫したくなる時、ありますか?

「絶叫」(24/144)  

 

でもね

絶叫している暇があるならば

そこから逃げ出す方法を

冷静に考えるべきなんですよね

絶叫したら、終わりなんです

そう、ゲームオーバー

 

以下、ネタバレ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

逃げ切ったのか

これ、嬉しいかも

犯罪者に肩入れしてしまいます

このタイトルに騙されました

 

孤独死した女性の身元を確認していくうちに

大がかりな保険金殺人の影が

その女性、鈴木陽子

壮絶な人生

いや、実はありふれた人生なのかも

家族の中でも虐げられ

その家族も見事に崩壊してしまう

それでも頑張って

社会の底辺から這い上がろうとする度に

打ちのめされる…

 

でも、最後の大逆転

鈴木は、消えるのです

見事に

 

じゃ、誰が絶叫したの?

 

 

 

 

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