ゆるい真実、ゆるい決断(その三)
「屍鬼 三」(4/122)
遂にやつらの正体が。
屍鬼が見えた。
こんな驚くべき事実を発見してしまった、
大人、
そして子供。
アプローチは異なれど、
墓を掘り返すという「暴挙」の先に事実はあった。
そして、
事実を知ったはよいが、
その事実を、どうやって社会に、世間に、村に展開していけばよいのか?
大人は大人なりに悩み、
子供は子供ながらに歯がゆい思いにとらわれる。
物語は後半戦に突入。
まさか、この先、「人間vsバケモノ、吸血鬼」というハリウッド的な展開になるわけがない。
外場村の中で、小さく、奥深い収束を向かえるのか?
屍鬼コミュニティ内での不協和音が人を救うのか?
とにかく、ゆるく読み進めることにしよう。
小野不由美の強く静かな文章の流れに身を任せ。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 小野不由美
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2002/02/28
- メディア: 文庫
- 購入: 12人 クリック: 23回
- この商品を含むブログ (72件) を見る
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)