人の命と、自由という概念、どちらが大切なのでしょうか?
「図書館革命」(137/144)
最終巻。
図書館サーガ、ここに終わる。
表現の自由という問題に、
ここまで真摯に、そしてユーモラスに書いてくれた、
有川浩という作家に感謝。
とても感謝。圧倒的に感謝。
文字を書く人がいて、
文字を読む人がいる。
同様に、
映像を作る人がいて、
映像を見る人がいる。
当然に、
音楽を作る人がいて、
音楽を聴く人がいる。
それら全ての人々が考えなくてはいけないテーマがここにありました。
自由。
それは、最も不自由でもあります。
自由のためには、
自ら進んで不自由を許容する精神を必要とします。
その為に、人は、苦しみ、努力し、戦うのです。
その苦難を放棄した人の自由は、
自由ではなく、無為です。
とりあえず、読書が好きな人は、
この図書館サーガ、文庫4冊、一気読みしちゃってください。
そして、考えましょう。悩みましょう。
心、優しくなり、
恋心を、ふと思い出しつつ、
仕事の意義を再確認したうえで、
生きている価値を教えてくれる本作品。
必読、かと。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 有川浩,徒花スクモ
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2011/06/23
- メディア: 文庫
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