少しだけ悲しく、さりげなく寂しい
「腕貫探偵」(23/144)
西澤のミステリは
とっても愉快で軽快でスマートなんだけど
少しの悲しみ
さりげない寂しさ
が微妙にブレンドされていて
だから
好きなんだな〜
市中に突如出現する公務員(?)
本名は不明?
通称・腕貫探偵
小市民のちょっとした悩みを解決に導く
7つの事件
殺人事件、母の悩み、後片づけで発覚した謎……
大きなものから、小さなものまで
腕貫探偵は
相談者の話を実直に聞いたのち
ポンと解決のキーワードをささやく
僕のお気に入りは『スクランブル・カンパニィ』かな
これは映像化してみたいでしょ
美女二人組の鮮やかな連係プレイ、目に浮かびます
ただ、これ、西澤じゃなければ
舞台設定やキャラ構成を要素として取りだして分析すると
変なキャラの名探偵が次々と事件を解決する
よくある「安楽椅子」モノだったはず
この読後の余韻、心に残る引っかき傷
まさに西澤マジック
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 西澤保彦
- 出版社/メーカー: 実業之日本社
- 発売日: 2011/12/03
- メディア: 文庫
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