僕は姫と王子に期待する
「烏は主を選ばない」(155/144)
あの傑作から…はや1年強ですね
解説を読むまで
気が付きませんでした
同じ出来事を
別の角度から見ていた物語とは
解説の大矢博子の思いに
僕は完全にシンクロしました
本物だと思います
でも、amazonの感想とか見ていると
予想以上にネガティブな意見が多いのに驚きました
物語が繰り広げられる世界は
日本の平安時代のような場所でしょうか
登場人物は
鳥(=バード)に変身することが出来る人間みたいな生き物です
その社会における
貴族階層での事件が
物語の主軸になっています
この世界観、どうですか?
なんか、作者の都合が良いところばかりをピックアップしている
と感じたら、ネガティブでしょう
でも、僕は
この半ば強引な各要素のセレクションを断行した阿部智里に
大きな期待を寄せるのです
メインキャラは貴族の王子様です
イケメンでダメ男です
でも、実は…
という「実にありがち」な構成を敢えて選ぶ阿部
その中で
政治ドロドロの謀略小説を書き上げるパワー
一作目「烏に単は似合わない」は姫がメインです
どちらから読んで
大丈夫かもしれません
ちょっと現実を離れてみたい…時に
読んでみたら
ハマるかもしれませんよ
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)