遂に、扉を開けてしまいました
「人狼城の恐怖 第二部=フランス編」(42/122)
前から、
いつかは読まなくてはならない4,000枚と思いつつ、
なかなか。。。だった、二階堂黎人。
遂に読み始めました。
第一部=ドイツ編、第二部=フランス編、どちらから読んでも大丈夫ということなので、
欲張りに、同時進行してみたら、
気分が乗ってきたのは、文庫で730頁のフランス編。
こんな凄惨な序盤戦の後に、
どんな凄い「ミステリー」的レトリックが待っているのでしょうか?
実は、二階堂作品、初読なんです。
だから、より一層、期待と不安が渦巻くわけでありまして。
アルザス地方の社交サロンと、
双子の城、「人狼城」。
そして、狼男?吸血鬼?化け物?幽霊?妖怪?魔法?悪魔?
そして、神・・・な「人狼」。
とりあえず、全員殺されてしまう、もの凄い加速感と、
中世の世界そのままの古城の醸し出す停滞感の混在している独特な世界。
いやあ、良く出来てる。本当に素晴らしい。
人狼設定の意味が、解き明かされる瞬間を、
読者は、恋い焦がれるのです。
でも、その瞬間は、永遠の離別の瞬間でもあるわけで。
そこが、ミステリーのカタルシス。
だから、読書はやめられない。
さ、ドイツ編、追いつかなくちゃ!
※はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
http://ameblo.jp/yonyonsan/
- 作者: 二階堂黎人
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2001/07
- メディア: 文庫
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