選ばれた人たちがする事

「ベルリン飛行指令」（82/122)
　
　
それは
　
空を
　
飛ぶこと
　
　
1940年、
日本からドイツに飛んでいった男達の物語。
タイプ・ゼロという名の飛行機で、
飛んでいった。
この物語に、理由はないかもしれません。
兎にも角にも、
飛ぶことで、全てが完結する。
主人公、安藤と乾の気持ちに、
シンクロしないではいられないエクスタシー。
この気持ち共感できない読者もいると思います。
それは、それで、仕方がないと思います。
だって、
そこに「意味」はないから。
飛ぶという行為に、
訳もなく、同意できるか出来ないか。それだけです。
　
それにしても、
佐々木譲という作家は、凄すぎる。
まさにモンスター。
素晴らしい。
　
　
※はてな年間100冊読書クラブ（2007-2008．134/122）(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

ベルリン飛行指令 (新潮文庫)