趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

なぜ、逝ってしまったのか!教えてくれ!

「遊戯」(94/122)
 
 
なぜ、藤原伊織の遺作なのでしょうか。
で、
なぜ、遺作なんかになってしまったのでしょうか。
2007年5月17日59才って。
神様は、
大事なところだけ見逃す性格らしいよ。
 
「遊戯」という短編連作集は未完です。
悲しい大人の男と美しい女性の物語。
切なくも、さりげなくファンタジーを内包した恋愛小説。
いや〜、最後まで読みたいよ。
でも、この希望は、絶対に叶わない。
その絶望的な小説に対する思いが昇華する先は、
読者、一人ひとり、全員異なる。
そんな「夢」のような作品。
著者の死によって、本作品は「奇跡」となったのでしょう。
でも、
この奇跡は、不本意、極まりないですが。。。
 
トラウマ満載のサラリーマン、本間。
180cmのモデル、みのり。
この二人が織りなす、さり気ない心の交流(=恋?愛?)。
そんな都会のワンピース。
藤原伊織の筆力が、どう描くか、読んでみてください。
 
 
でも、
なぜ?逝くのさ?

 
 
はてな年間100冊読書クラブ(2007-2008.134/122)(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

遊戯 (講談社文庫)

遊戯 (講談社文庫)