惜しい人から死んでいく。。。

「メタルギア・ソリッド〜ガンズ　オブ　ザ　パトリオット」(20/144)
　　
　
小島監督も
これは嬉しいだろう
そして
その何倍も、悔しいだろう
　
伊藤計劃が既にこの世に実在しないという事実
本当にMOTTAINAI
　
ゲームのノベライズ、
とか思って読んでない人、多いんじゃないかな〜
そもそも、
メタルギア・ソリッド、とうゲームの存在すら
知らないんじゃないかな〜
　
ま、どっちでもよいです
だって
本作品、近未来戦争アクション小説として、卓越してますから。
僕はゲームシリーズ初作だけ、プレイしたことがあるのですが、
それでも十分。
もちろん、ゲーム知らなくても問題なし。
実に、重厚に、SFとしての戦争が描かれていて、
そこそこに「荒唐無稽」で、闘う男女の悲しさがあって。
　
この作品で描かれる未来の戦争スタイル、
本当に恐ろしい。
ヴァーチャルとリアルの融合、そして逆転は、
きっと戦争から始まるんだろうな、と確信。
人はマシンとなる。
人はマシンとして制御される。
　
そして、その制御を以って、戦争は完全に産業化する。
その産業が世界を「救う」。
でも、救われるのは経済だけ。
心や精神は、叩き潰されるが、
叩き潰されたことに気がつかないように、するのが「ビジネス」。
そのビジネスを誰がぶっ壊すのか？
それが、本作品のテーマ。
　
　
うん、素晴らしい。
ゲーム、したくなった。
PS3、買おうかな。
　　
　　　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

メタルギア ソリッド ガンズ オブ ザ パトリオット (角川文庫)

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