読まず嫌い
「奸婦にあらず」(64/144)
諸田玲子、初。
読み応え十分。
井伊直弼という男を中心に、
世の中が動く、日本が変わる、女が揺れる。
井伊直弼。
彼をマヂで恋する「たか」。
そこに登場する稀代のトリックスター・長野主馬(義言)。
三人を翻弄する過酷な運命の物語。
直弼の地元での不遇の時代から暗殺されるまで、
一途な想いを貫くたかの一生は、
心、打ちます。
生きるって、素晴らしいと思います。
そして、恋するって、凄いと思います。
あらためて、歴史の勉強もしちゃいました。
安政の大獄って、
こういう「パワーゲーム」の中で発生したんですね。
日本の時代小説、歴史小説はあまり好きじゃなくて、
特に19世紀、幕末あたりは苦手で、
ほとんど読んでいないんだけど、
それじゃ、いけないな〜
逆に、幕末に関する「偏見」が無いので、
それはそれで、楽しいかも。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 諸田玲子
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2009/11/10
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