趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

道は続かないとね

「武士道エイティーン」(57/144)  
 
 
1617
そしてエイティーン。
 
香織と早苗の18歳の物語。
剣道を軸にした青春の物語です。
最後のインターハイに向けて、
物語は動いていきます。
 
がしかし、
このインターハイ
二人の青春のクライマックスではありません。
そう、
青春は、勝った、負けた、感動したで締めくくれるほど甘いもんじゃないんです。
 
もちろん、香織と早苗はこの勝負の為に
高校最終決戦の為に剣道を頑張ってきました。
でもね、あとは読んでみてくださいよ。
 
誉田哲也のさじ加減、絶妙。
熱すぎない熱さの中に本当の「熱」を感じました。
そう、現実は、見た目は、そんなに熱くないんです。
赤い炎ではないんです。
マンガチックではない、
おふざけではない、
オトナが読んで熱くなれる青春を書いてくれて、ありがとう。
  
更に更に、本作品には本線ストーリーの間に、
サブキャラたちの
ちょっと「泣ける」サブストーリーが差し込まれています。
 
早苗の姉。
香織の堂々の師匠。
早苗の部活の先生。
香織の後輩。
 
これが本線に絡み合って実に良い。
ホントに良い。
この良さを味わってもらうためには、
シックスティーン、セブンティーンを読んでから、
このエイティーンにたどり着くことをオススメします。
 
青春、思い出したい人、
3冊まとめ読み、是非!
 
そして、ナインティーンは?
一気にアラサーまで飛んだりして?
楽しみだな〜
だから読書はやめられない。
 
   
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

武士道エイティーン (文春文庫)

武士道エイティーン (文春文庫)

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