趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

シンクロする読書

「カンナ 飛鳥の光臨」(95/144)  
 
 
QEDシリーズは一作品しか追えていません。
それも6年前・・・
だから、今回は、手遅れになる前に
高田新シリーズにキャッチアップするつもりで、
読んだところ、
何と、またもやシンクロです。
解説、辻村深月。。。
このシリーズとの出会いは、何かあるはずです。
  
シリーズ第一弾の命題。
 〜歴史は常に勝者によって記される〜
ならば、敗者の歴史は?
勝者にとって都合良いように改竄された物語は?
正しい歴史、間違った歴史、という視点では語れないのです。
その時の選択ですから。
 
で、日本の歴史を覆します。
いきなりの、聖徳太子、全否定ですから。
高田視線で語られる聖徳太子はインチキ説。
さまざまな文献から推理される驚愕のストーリー。
そして、そこに絡む、忍の者。
この物語、荒唐無稽でありつつ、超シリアス。
 
過去に思いを馳せる
超知的ワンダーランドに引きずりこまれます。
歴史好きは当然、
歴史に興味が無い人でも、
時空を超えた「安楽椅子ミステリ」として楽しめます。
 
文字に託された無限の妄想エンタテインメント、
楽しむべし!
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)

カンナ 飛鳥の光臨 (講談社文庫)

はてな年間100冊読書クラブ
(20101021-20111020.159/144)
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