福井晴敏のルール
「人類資金0」(142/144)
改めてのおさらいです
なんとプロットと著者自らのコメントで構成された
横書き、つまり普通の文庫とは逆側から読み始めることができる
不思議な作品です
6から7まで、1年以上も間が空いてしまったので
これで忘れていた様々な色々なシーン
ギューっとが思い返されて
なかなか良かったですよ
ああ、ロシアとか大変だったな~とか
上野の地下駅、懐かしいな~とか
で、要は
最後のコメントだったわけですね
人類資金の要は
様々な「ルール」に対して
どのように対処して生きていくのかという
たまたま人類資金では経済活動の「ルール」だっただけ
恋愛の「ルール」や
ケンカの「ルール」もあるでしょう
福井が熱く語る創作活動の「ルール」も然り
ここで大事なことは
ルールとは普遍的ではないということ
それぞれが
うまく生きていくための「妥協の産物」という側面が
ルールにはあるんです
1+1=2はルールではありません
円周率を3とするのはルールです
で、ダメなルールは淘汰されるのです
でも、もしかしたら
も、もしかしたら
1+1=2もルールに過ぎないのかもしれません、よ
福井の次作、楽しみ楽しみ
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)