趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

名作を愉しむ夏

ウッドストック行最終バス」(119/144)        

 

1975年作品

処女作だそうです

最初から、こんなに飛ばしていたなんて…

 

何が凄いって

主人公の刑事・モースの

間違った推理とそこに至る過程が

赤裸々に描かれているのです

根本的な読み違いや

新しい発見による状況の激変など

モースの推理は行ったり来たり

読者も

彼と同じく

様々な方向にミスリードされていきます

ま、時には「おいおい、モース警部、そりゃないぜ…」

って時もありますが(笑)

 

そんな感じなので

笑いの絶えない作品ということも出来るのですが

事件は、かなり、シリアスです

強姦殺人

そして

それのきっかけが

ほんの些細なアクシデントだったとは

 

もし

あのバスに乗らなければ

もし

ちゃんとバスを調べていたら

 

悲劇は既に起こっていたのですが

ここまで残酷な悲劇には

きっと

なっていなかったのでしょう

 

英国ミステリらしい

ユーモアと切なさと心強さと

間違いなく名作です

 

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

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