拡大する世界
「黄金の烏」(118/144)
やはり
ただの「ラノベ風」ではありませんでした
最初、「烏に単は似合わない」
皇族（みたいな世界）のお妃争いがテーマでした
次、「烏は主を選ばない」
皇族の権力闘争がテーマでした
共に主人公のイケメン王子（？）を中心に繰り広げられる
小さな世界の中での
架空の世界観という「トリック」を活かした
細やかなミステリでした
で、本作
凄く簡単に言えば
皇族vs平民
異なるクラス間のバトルなのです
しかし
既に物語は先を示唆しています
異なる種族との闘い
ハリー・ポッターに例えるならば
人間と魔法使いの闘いに
発展するかもしれないのです…
ま、先は楽しみにして
本作ですが
ファンタジーの衣を剥ぎ取れば
実に堅実な（？）殺人事件を解明する物語です
登場人物の設定が
たまたま人間と違うだけで
ファンタジーを楽しみながら骨太なミステリも楽しめる
お得な作品です
それにしても
どこまで拡大するか楽しみ
もしかして
これ、現代の話なのかな？とか思ったりして
あ〜、もっと裏切ってほしい！
このまま、読書が続きますように
(20141021-20151020.165/144)
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