趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

シリーズものの功罪

「特捜部Q―知りすぎたマルコ―・上」(138/144)     

「特捜部Q―知りすぎたマルコ―・下」(139/144)    

 

 

シリーズものの醍醐味の一つは

登場人物のバックグラウンドが徐々に明らかになっていく過程を

ゆっくり楽しめることです

 

逆に

そのバックグラウンドに気が向きすぎて

ストーリーそのものが

今一つになっていく…というデメリットも

 

そう

シリーズものこそ

シリーズ的要因を排除しても楽しめなくてはいけないのです

骨太な物語があってこそ

はじめてシリーズの真骨頂が発揮されるのです

 

ついに、アサドの正体が!?

そして

まさか、あの、サイテー上司が…

 

で、本作品は

移民の少年マルコの戦いです

犯罪組織の一員から脱出出来るのか?

シリーズの中では一番アクションサスペンスしています

逃げる、追う

街中での高速バトルが展開

 

事件の主因は国家的汚職なのですが

なぜ、そこに少年が絡むのか

そして

その巨悪がどこから解明されていくのか

警察ミステリ要素も

もちろん堪能できます

 

最高なのは

やっぱラストでしょ

この「命の軽さ」

ここに込められたメッセージを受け止めてみてください

 

1作目は監禁

2作目は暴力

3作目は宗教

4作目は政治

毎回、様々なテーマで攻めてくる本シリーズ

途中から読んでも良いですが

やはり

最初から、ぜひ!

 

 

  

    

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

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