分かりやすい舞城
「淵の王」(34/144)
文庫には「傑作ホラー長編」と書いてありますが
そんな、ホラーじゃないですよ
どちらかといえばファンタジーじゃないかな
ちょっとダークな
中島さおり
は友達を助ける際に「魔物」に出会う
堀江果歩
は自分の描く漫画の中に「魔物」を見つける
中村悟堂
は好きな人を求めて「魔物」と同化する
いい話なのか、悪い話なのか
よく分からない
不思議な雰囲気が漂う
作品のメッセージも不確かな感じ
なんだろう
ただただ舞城の言葉に引っ張られていくだけ
それが心地よいのかな
狂気はそこにある
日常は魔であふれているけれど
たまたま見えないだけ
ま、見ないで済めばよいかもしれないけど
存在することは意識しておくべきでかと
それにしても
分かりやすい舞城、楽しみました
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