僕も言おう、「悔しいぞ。野沢尚」
「殺し屋シュウ」(41/108)
題名の通りの「殺し屋」もの。
暗殺者ではなく殺し屋ですね。
短く無駄のない短編が、グッと集まって大きな流れになる構成。
さすが脚本家、とか思いながら、深夜に一気読みしました。
主人公シュウのキャラ設定が秀逸。
感情移入できるポイントがたくさんあるものの、
人格崩壊はしていなんです。
野沢、巧み。
わがまま言えば、もっと長編にしてほしかったけど、
そうすると野沢尚の良さが消えるかも。。。
でも、進化した野沢尚ならば、期待できたかも。
だから言おう、悔しいぞ。
本作の解説者、文芸評論家の関口苑生さんの言うとおりです。
本当に。本当に。
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