趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

伊良部先生のようになりたい

空中ブランコ」(47/122)



やーっと読みました。
直木賞なんですよね。
心、温まり、気分、休まる。
面白いし、ドキドキするし、わくわくするし。
小説というエンタテインメント性が凝縮されてます。


短編、5つ。それぞれの悩みが登場します。

サーカス

ヤクザ

医者

プロ野球

作家

当事者にとって、悩みって、圧倒的なんですよね。
でも、他人にとっては…
というか、他人に相談できる余裕すら無いかも。
この作品では、悩みが精神病?神経症?にまで昇華。
心と体、こんなにも簡単に崩れるんだな。


こんな、悩みを、全身全霊で受け止める伊良部先生。
その崩壊を見事に修復させていく。
そして、人って、こうやって生きていけば、
きっと幸せになるんだろうなあ、って答えをさりげなく教えてくれる。



こんな素敵なキャラクター、とりあえず出会ってください。
数百円で文庫買えば、
いつでも会えるんだから、
私たちは幸せです。





はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
http://ameblo.jp/yonyonsan/

空中ブランコ (文春文庫)

空中ブランコ (文春文庫)