あ、あぁああ、こう来るのね・・・おお、お、おお

「キング&クイーン」(72/144)　　
　　
　
帯に書かれた太い文字、
それは「二度読み必至!!」。
その通りでした。
　
もう罠だらけ。
主人公、元SPの安奈の存在ですら、罠。
大きな陰謀の余韻する、罠。
　
SPに関する記述は緊張感あふれてワクワクします。
ソリッドな任務、いや業務をこなす様は素敵です。
差し込まれるエピソードも秀逸。
うまいね。
エピソードにしておくには贅沢すぎ。
本格SPモノで一冊、読みたい気分にさせられます。
　
以下、ネタバレ。
すぐに読めるページ枚数ですら、罠かもしれません。
ま、気持ちよく、騙されましょうよ。
　
　
　

　
　
　
　
　
で、タイトルですよ。
王様と女王。
やられた…
男女ひっかけ叙述モノだったとは。
完全に柳広司のミスリードに乗せられました。
　
やられた〜〜〜〜〜
　
　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

キング&クイーン (講談社文庫)

※はてな年間100冊読書クラブ
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