ナイス・ミステリ!!

「モラトリアム・シアター」(84/144)　　
　
　
西澤のライトな系統の方
でも、ちゃんと、重さも潜んでます
　
最初から「叙述」の気配を
意図的に漂わせつつ
ミスリードらしき仕掛けも張り巡らせつつ
主人公を始め
癖のある登場人物たちが
いきいきと動いています
　
このミステリの
本当の謎は何なのか？
そこが最後まで分からない
西澤が著者で在ること自体がトリックでもあるし
すぐ読めるのに
一見、軽々しいのだけども……
　
あとキャラ設定もふざけていて最高
遅野井さんとか超キュート
　
一筋縄じゃいかない作品
ま、騙されないように読んでください
サイコーです
　
　
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」

モラトリアム・シアターproduced by腕貫探偵 (実業之日本社文庫)

※はてな年間100冊読書クラブ
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