趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

ああ、何を書いてもネタバレだ……

「ゴーン・ガール 下」(52/144) 
 
 
翻訳もの、苦手な人には少し大変かもしれないけど
これは無理してでも読んでおくべき
濃密なミステリですよ
以下、ネタバレ御免
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
 
 

 
 
 
 
ええ、何、この苦い結末
妻の豹変に立ち向かう夫の戦いとも捉えられるし
サイコな女の自叙伝とも捉えられるし
さあ、勝つのはどっちだ?
なんて思いを巡らせながらページをめくる
 
妻が戻って来た時点での
残りのページ数から逆算すると……
思ったより早い帰還 
この先の流れ、普通じゃないよな
どうしても妻を破滅に追い詰めたい夫の執念も
超優秀な妻の策略の前に
次々とつぶされていく
それでも必死に心を保つ夫
その二人が迎えた結末
夫は決めた、守ることを
わが子を
 
それが夫にとっての幸せであるわけがない
でも、その道しか歩けない
北米中西部の閉塞感と言われても
正直、ピンと来ないが
本作品を読んで
きっと、これが、これらの北米文学のメインテーマである
海に面していないアメリカの「何」かなのだろう
 
辛いけど面白い
悲しいけど楽しめる
素晴らしい作品
必読かと

 
最後に、翻訳の中谷友紀子も素敵でした
良かった
 
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから


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