季節モノですが
「怪談」(130/144)
夏ですから
やっぱ「怪談」です
でも、柳の怪談は恐くないです
そこに恐怖はありません
雪おんな
ろくろ首
むじな
食人鬼
鏡と鐘
耳なし芳一
おなじみの怪談をモチーフにして
ミステリというよりは
現代の寓話って感じの小気味良い六つの短編
怖い話にもタイプがあって
得体の知れないものに対する恐怖、これは化け物系ですね
それに対して
人間の恨み辛みから生じる恐怖、怨霊系とでも呼びましょうか
ま、どちらの恐怖も、人の心から生まれてくるもの
イマジネーションが必要なわけですね
恐怖をイメージする力
けっこうハードル高いかも
人の気持ちを理解できない人には怨霊という概念は捉えられないし
妖怪を想像するクリエイティブが無ければ
彼らは存在すら出来ない
笑う<共感する<悲しむ<恐がる
そんな感じでしょうか
ちなみに、物理的に「痛く」て恐がるのは
体を「くすぐられて」笑うと同義なので
ここでは外します
柳の恐怖は何だろうか?
恐くないんだよな〜
でも、やっぱ、恐いのかな?
最近、自分の各種感覚のメーターがズレているのかも?と感じる
というか、ズレていることを自覚しておかないと
なんかスポイルされそうな恐怖感があったりして……
その恐怖か
マヂでコワい……よ
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
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