なんという、緊張感
「オーダーメイド殺人クラブ」(120/144)
やっぱ、辻村深月、好きだ
本作は「中二」の男女の物語
自分を殺してと
女子が男子に依頼する
「記憶」に残る殺され方・殺し方を二人で一緒に考える
歴史的な美少女被害者
歴史的な少年A
になるための作戦会議だ
学校内での
イジメのメカニズムが
サバイバルのメソッドが
実に細やかに描かれる
「男子校で…良かった…」と思わずつぶやいてしまう
なんという緊張感
ピリピリ、ってわけじゃない
この温度
冷たくもなく、熱くもない
そして、温くもないんだよな~
これが、辻村クオリティ
そこからの逃避
それがこのクラブへの参加なのか
生き物を殺す
それで逃げ切れるのか
人を殺す
そこまでたどり着けるのか
事件
それがゴールなのか
いや、もう、色んな角度から楽しめる
決して「中二病」作品ではありません
もう
もう、震えてしまう
面白すぎる
そ、そして
こ、この結末…
やっぱり、辻村深月、好きだ
愛してる、ぜ
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
(20101021-20111020.159/144)
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)