贅沢な初読に反省
「ファミリー・レストラン」(2/144)
さて、今回もテーマ通りの初読です
それも直木賞作家 !
おう、贅沢
というよりも
受賞する前に一冊も読んでいないという状況を反省すべきかと…
ちゃんとよき作品を見つける「眼」を持たないと
この先、時間は限られているので
やばいですよね
で、本作品
どうも東山の本筋からは外れているみたいですが
初読ということで
なんの偏見もなく読めたのが幸いしたみたいです
金持ち医者とクラブホステスの
イチャイチャシーンからスタートし
どういう物語に流れ込むのか楽しみにしていた矢先に
殺戮が始まります
とあるレストランに集められた人たち
命と引き換えに無茶な条件をつきつけられる
そして、各人の過去が暴かれていく…
許す?許さない?
さあ、4人の判断は
このタイトルの皮肉なこと
ファミリー・レストランとは似ても似つかないレストラン
ミステリとかホラーとかサスペンスとか
枠組みにとらわれないで読むと
それぞれのポイントで読むことができるはず
東山の文章に身をゆだね
自分の心に触れた何かを読みながら熟成させていく
贅沢な読書です
でも、正直、難しい作品かな
直木賞がなければ
多分、ピックアップされなかったはず
こういう作品に出会えるのも賞のおかげです
受賞作「流」が文庫化されるのは早くて2年後くらいでしょう
それまでは、他の作品、読んでおくかと
(20141021-20151020.165/144)
(20131021-20141020.164/144)
(20121021-20131020.161/144)
(20111021-20121020.166/144)
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(20061021-20071020.133/122)
(20051021-20061020.128/108)