北村薫のスキップ
時の三部作の第一弾
この作品との出会いは面白かったです
ある土曜日(か祝日)の午前中。
たまたまテレビを見ていたら、NHKかNHK教育でドラマの再放送をやっていました。
出演は松坂慶子と酒井美紀。
多分1995(96?)年作品かと。
ドラマの中に、EAST END X YURIが使われていたのを鮮明に覚えています。
で、完全にひきこまれて、最後までじっくり鑑賞。
なんて素敵な話なんだろうか?
ドラマでこんなに感動したのは「岸辺のアルバム」「101回目のプロポーズ」以来でした。
で、その後で、これが原作のある話と知ったのでした。
知ってすぐに、もちろん、読みました。
さらにハマりましたね。
時間を超える切なさ、というか。
年をとる事の意味を見せつけられました。
時間って怖いですね。
誰にも止められない。
でも、完全に平等なんですよね、誰に対しても。
潔い。
この本以来、北村ファンになりました。
でも、一番好きなのはスキップです。
生涯のベスト10からはこの先もランクダウンすることはないでしょう。
- 作者: 北村薫
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 1999/06/30
- メディア: 文庫
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