趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

Just American Crime Novel !!!

「デス・コレクターズ」(85/122)



まさに、
北米の、
エンターテインメント、
且つ
人の本性を深く抉り出すような、
リアルなテーマを孕んだ、
非常に
良質な作品でした。
いやー、これは、本当に楽しめます。



あの「百番目の男」に続く本作。
サイコキラーが大活躍。
ですが、そんな単純な物語じゃ〜ありません。
ジャック・カーリイはマジ、ヤバいっす。
登場人物の生きている感じ。
町の描写に垣間見れる繊細な観察眼。
当然フィクションなんですが、
そのフィクションに裏打ちされた「本当」な感じ。
文字を追うたびに、
この世界にハマっていきます、ものすごい勢いで。



更に、全編に漂う、適度なユーモアが、
より、人の恐怖とか、欺瞞とか、愚かさを際立たせます。


連続殺人の影に潜む「アート」。
でも、そのアートの本質は?


その答えは、
是非、読後に、堪能してください。
Just!間違いない。





はてな年間100冊読書クラブ(2006-2007.133/122)(2005-2006.128/108)
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから