趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

なぜか、号泣、大号泣。

のぼうの城・上」(5/144)
のぼうの城・下」(6/144)
  
 
武士の心意気を
真っ直ぐに、そして華やかに、
誤解を恐れずに
これほどまでに見事に書ききった作品があっただろうか。
   
武士に呼応する農民の生き様を
ここまで楽しく、明るく、気持ちよく、
描いた作品があっただろうか。
 
超エンタテインメントです。
時は16世紀末期。
豊臣の北条攻めにまつわるエピソード。
今の埼玉県、行田の「忍城」攻防戦。
敵は、あの石田三成
百倍近い、圧倒的な軍勢を迎えるのは「のぼう様」。
 
書き方に特徴があります。
ちょっとテレビの歴史解説番組っぽいノリとでもいうのでしょうか。
NHKの「その時、歴史が動いた」のような。
現在から見た解釈が、所々にあったりします。
そんな演出の中で、
登場人物が、それぞれのキャラクターを存分に発揮します。
 
そこには、
明確な善と悪はありません。
一応、のぼう様が「善い役」なのですが、
じゃ、三成が悪いやつかというとそうでもない。
確かに敵だが、
それは時の流れがそうさせているだけである。
 
そこが武士の魂なんだよな〜
カッコいいよな〜
憧れるよな〜
 
そんな姿に感動して、
後半は、本当に号泣してしまいました。
家で読んでてよかった!
これから読む方、下巻は電車で読むのは危険かと思います。
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

のぼうの城 上 (小学館文庫)

のぼうの城 上 (小学館文庫)

のぼうの城 下 (小学館文庫)

のぼうの城 下 (小学館文庫)

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