ホラー文庫、です
「粘膜蜥蜴」(92/144)
ホラーです
どちらかといえば苦手ジャンルです
でも
読まず嫌いは良くないから
書店で何となく気になった作品です
舞台は昭和の初め、なのかな?
まあ、理詰めで考えても意味無しです
ホラーという世界の中で
フワフワとオドろオドろしい環境に身を置きつつ
楽しむ読書ですから
理不尽ホラーですよね
ミステリよりも
コミカルな残酷で進行します
暴君小学生とか
とかげ人間とか
ナムールのジャングルに棲息する化け物とか
イマジネーションの暴発が続きます
この暴発こそが
文学の基礎なのかもしれません
たまたまホラーという形式を利用しただけであり
その暴発が
様々なモチーフに飛躍するだけなのでしょう
それにしても
本作の母の愛、その息子の愛にはやられました
ホラー文庫なのですが
一筋縄じゃ〜読めませんよ
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 飴村行
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2009/08/25
- メディア: 文庫
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