妖怪の本質は……と思考を巡らすのもよし
「豆腐小僧双六道中ふりだし」(150/144)
ただただ
豆腐小僧の可愛らしさを
堪能するもよし
京極妖怪ワールド、フル展開
多種多様な妖怪が登場
妖怪の成り立ちの説明や分類を的確に解説
人と妖怪は共存するものであり
そこにはちゃんと意味がある
その意味は、人という生き物の本質に迫るものであり
昔から、現在にいたるまで
スタイルは変容するものの
妖怪は、ここに居る
そんな哲学的な深遠なる内容を読みこむのも楽しいが
それにしても
豆腐小僧はキュートでファンキーだ
その豆腐小僧の存在意義を求める旅は
本作品でとりあえずの決着を迎えますが
まだまだ続くのでしょう
これ程までに
自分探しの旅を冷静に且つ温かく書いた作品は
そうそうないと思います
素敵だ
そして完璧だ
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 京極 夏彦
- 出版社/メーカー: 角川書店(角川グループパブリッシング)
- 発売日: 2010/10/23
- メディア: 文庫
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