趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

シンクロ、してる?

「レインツリーの国」(45/144)
 
 
来るね。
このストレートな物語。
ラブストーリー、一気に越えた物語。
 
聴覚障害をもった女性・ひとみと、
敢えて言うならば、「普通」の男性・伸の物語。
ネット上でのメール、メッセージのやり取りから、
本当に会って、
そこで、彼女が聴覚に障害があることを知って。
 
人と人が、いかにシンクロ出来ないか。
というか、シンクロなんて不可能ってことに気がつかないか。
でも、その先に、何かがあるって事を教えてくれる。
生きていくことは、
どんな些細なことでも戦いの積み上げであって、
 
優しさと同じくらい厳しさに溢れた傑作。
なんか、本、読みたいな〜と思ってる人に、
老若男女、誰にでもオススメできる傑作でしょ。
 
また、聴覚障害についても、知ることが出来ました。
知ることと、分かりあえることを一緒にしちゃいけないよね。
知ったからこそ、分かりあえないって選択もあるわけだし。
でも、
知らないと始まらない。
知る努力、これを怠ったら、ダメな人になっていくと思う。
 
それにしても、
二冊連続で聴覚障害をもったヒロインの作品を読むなんて。
最近、シンクロニシティ、多いかも。
 
   
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

レインツリーの国 (新潮文庫)

レインツリーの国 (新潮文庫)

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