シンクロ、してる?
「レインツリーの国」(45/144)
来るね。
このストレートな物語。
ラブストーリー、一気に越えた物語。
聴覚障害をもった女性・ひとみと、
敢えて言うならば、「普通」の男性・伸の物語。
ネット上でのメール、メッセージのやり取りから、
本当に会って、
そこで、彼女が聴覚に障害があることを知って。
人と人が、いかにシンクロ出来ないか。
というか、シンクロなんて不可能ってことに気がつかないか。
でも、その先に、何かがあるって事を教えてくれる。
生きていくことは、
どんな些細なことでも戦いの積み上げであって、
優しさと同じくらい厳しさに溢れた傑作。
なんか、本、読みたいな〜と思ってる人に、
老若男女、誰にでもオススメできる傑作でしょ。
また、聴覚障害についても、知ることが出来ました。
知ることと、分かりあえることを一緒にしちゃいけないよね。
知ったからこそ、分かりあえないって選択もあるわけだし。
でも、
知らないと始まらない。
知る努力、これを怠ったら、ダメな人になっていくと思う。
それにしても、
二冊連続で聴覚障害をもったヒロインの作品を読むなんて。
最近、シンクロニシティ、多いかも。
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから」
- 作者: 有川浩
- 出版社/メーカー: 新潮社
- 発売日: 2009/06/27
- メディア: 文庫
- 購入: 5人 クリック: 101回
- この商品を含むブログ (207件) を見る
(20091021-20101020.150/122)
(20081021-20091020.139/122)
(20071021-20081020.134/122)
(20061021-20071020.133/122)