趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

なかったことに・・・

「ルー=ガルー〜忌避すべき狼・上」(17/144) 
「ルー=ガルー〜忌避すべき狼・下」(18/144) 
 
 
この件は、なかったことに・・・
 
けっこう、良く使うフレーズだが、
よくよく考えると、
物凄く恐ろしい行為だ。
 
京極夏彦の、
近未来美少女SFサスペンス。
そう。
京極が書いているから、
ただの「近未来美少女SFサスペンス」じゃありません。
 
表だけ説明すると、
近未来の日本でおこる連続少年・少女殺人事件の真相は?
徹底的に管理され、監視され、制御される社会に、
少女たちはレジストするのか?
そして、
それを見守るオトナ達は?
 
だけど、京極。
そんな単純な構図を用意しているわけではありません。
 
無敵なこと。
それは、存在を、意味を、事実を、
そして思いを消し去ること。
 
そこには、善も悪もない。
男も女も、勝ちも負けも、生も死もない。
そう。
何もないのだから。
 
さあ、次、読むぞ。
そこには、何があるのだろうか?
 
 
※「もう一つの趣味は「ランニング」ですから

分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)

分冊文庫版 ルー=ガルー《忌避すべき狼》(上) (講談社文庫)

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