趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

重厚。

「われらが背きし者」(5/144)   

 

重くて

暗い

地味である

何の話なのか分からない

展開が遅い

 

これぞ、ル・カレ

 

この雰囲気に圧し潰されそうになりながら

読書を進める

登場人物たちも

きっと、こんなプレッシャーを受けているのだろう

文字だけで

これだけ圧迫するパワー

凄い

 

とある主人公カップルが

ロシアを「悪いやつ」と会ってしまう

そして

英国に「脱出」したいという意向を伝えられる

実際、読んでいると

この根本的な設定を知るまでに

かなりの時間がかかる

重い読書だ

 

そして

物語は重苦しく進む

本当のスパイと主人公、いわゆる素人のやり取り

スパイの組織の内部事情に右往左往しながら

良い方向に進んでいるのか

悪い方向に向かっているのかもわからないままに

主人公の不安が

頁からダイレクトに伝わってくる

言葉の力

たった一言ですべてを破壊することが出来る言葉という武器

なんて恐ろしいんだ

 

そして

この結末

さすが、ル・カレ

やられた…

 

こういう苦しい読書もいいよね

でも

ル・カレに慣れていない人には

かなりのチャレンジ案件だと思います

 

  

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もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

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