趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

溢れ出る要素がラストに見事に収束する名作

「黒と青・上」(68/144)    

「黒と青・下」(69/144)   

 

1997年作品

イギリスの警察ものミステリ

もちろん、ハードボイルド要素もたっぷりの名作です

 

北海油田に絡む「事故」から物語はスタート

どうも納得がいかないことばかりの殺人事件である

同じくして

30年前の未解決の連続殺人事件と著しく似た殺人事件が勃発

なぜ、今頃?

油田との関連はあるのか、ないのか?

 

さらにさらに、主人公・リーバス警部はとっても面倒な状況にいる

上司と違法捜査で捕まえた犯人が

刑務所で自殺しており

その上司も自殺してしまうという…

これは、アウトでしょ、と追い詰められる

そして、その状況から逃げたいがために、かのように

捜査にのめり込んでいく…

 

殺人事件と、自分の事件が交錯しつつ物語は進む

小説だから、当然、結末は来るのだが

どんな結末が来るのか、全く予想もできない

 

連続殺人事件も

どうやら30年前の逃げている殺人犯と

今の模倣犯(と思われる)が

両方、登場しているような、しないような

どちらからは全くの偽物では?

な〜んて深読みを読者にさせつつ

クライマックスに

 

かなり分厚いので

翻訳物初心者には厳しいかと思いますが

読後の充実感は、マックステンション、保証します

 

 

  

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

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