趣味は「読書」ですから

毎日、本が読めて、美味しいお酒が飲めて、走って、そして楽しい仕事が出来る。それが一番。何事もなく、今日も読書が出来ることに、本当に感謝です。

狩人というよりは、今回はガーディアンかな

「雨の狩人 上」(148/144)   

「雨の狩人 下」(149/144) 

 

 

狩人シリーズ、4作目

待ってました

 

」を読んだのが12年前

」が11年前

そして「」が6年前ですよ

歌舞伎町も、そしてヤクザの世界も様変わりしました

新宿署の「問題警官」佐江が大活躍するのが「雨」です

 

やくざ絡みの殺人事件

昔の事件との類似性がかすかに見えてくる

そこを追っていくと

どうも不思議だ・・・暴力団と全く関係ない世界が広がっていく

そして

恐るべき暗殺者の影

 

謀略

アクション

推理

ハードボイルド

社会性、時代性

様々な要素が心地よくクロスしていく

 

読み始めのなんとも言えない「違和感」が

あっとういう間に払拭されて

怒涛の展開

もう、ページが止まらない

その勢いが

ラストに収束する

そこで「違和感」に寄り添える

いや、すごい

 

暴力団

それをとりまく各種犯罪者集団

警察と「持ちつ持たれつ」やってきた暴力団

その警察が潰そうとしている

その隙間を狙う新興勢力

いや

隙間を新興勢力に狙わせる暴力団

そこで生まれた利益は

結局のところ国家に還元されるのでは…

 

何が正義か?

結局

権力、いや、権力に寄り添う「金」が全てなのか?

そうならば、諦めよう

 

でも、主人公の佐江と

最後に登場するラスボス、暴力団の頭

この二人はちょっと違う

 

「金」よりも大事なものがあるから

生きにくいかもしれにけれど

生き甲斐はあるのかもしれない

 

シリーズものですが

ここから読んでもOKでしょ

大沢在昌の世界にドップリ浸かってください

 

 

 

 

 

もう一つの趣味は「ランニング」ですから

はてな年間100冊読書クラブ

 

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